入学から卒業まで
創造工学教育課程ではユニークな教育システムで、確かな工学センスと実践力を身につけます。
Cプラン
創造工学教育課程の学習はCプランの作成に始まります。Cプランはその後、学習の指針となり、これを頼りに学習を点検し、自分の達成度を確認し、またCプランを改善します。Cプランは6年間の学習の間ずっと学習の指針となります。卒業後も学習成果を確認することに役立つはずです。 「Cプラン」は本課程のオリジナルのことばで、大事にしている Curriculum(カリキュラム), Career(キャリア), Creative(創造性) の3つのことばの頭文字を重ねた意味を表現しています。創造的な技術者になるあなたのためのカリキュラム(授業のとり方)とキャリア(専門職経歴)を計画するのがCプランです。
創造工学教育課程の6年間
- 学習目標や、そのために学ぶ専門分野、授業の計画、将来の目標等を計画するCプランを作成します。6年間の学習で最も大事な作業です。他の学生とディスカッションやメンター教員(あなた担当の先生)からアドバイスをもらいながら作成します。
- 1年前期は工学デザイン科目の創造工学概論とクリティカルシンキングを学びます。
- 主軸の専門分野が決定。主軸専門科目がスタートします。主軸専門科目はその後、2年、3年と深く勉強します。
- 研究室ローテーションがスタート。色々な研究室を2ヶ月ずつ体験します。実験の体験、プレゼンテーション、先輩と一緒に研究のディスカッション等に参加します。本格的な研究をのぞくチャンスもあるでしょう。
- 工学デザイン科目の創造方法論を学びます。
- 自分で設計・選択する創造工学設計科目が始まります。自分の関心を広げるチャンスです。
- 研究室ローテーションでさらに研究室を見ます。自分の分野だけでなく、いろんな分野を体験します。
- 工学デザイン科目のシステム理論、実践問題解決、デザイン理論を学びます。
- 主軸専門と結び付けて創造工学設計科目でさらに深く学びます。実験や演習も高度な内容になってきます。
- 前期まで研究室ローテーションでさらに幅広く体験します。後輩の学生も研究室に来ますので、先輩からのアドバイスもしてくださいね。
- 工学デザイン科目のイノベーション論、PBL(Project-based Learning)演習を学びます。PBL演習では技術を社会に活かすための事業展開等を考えるグループワーク等を取り上げます。
2023 デザインワークショップ(シンガポールNTUとの共同クラス、㈱デンソー デザイン部 協力) - 後期から本格的な研究のため、研究室に配属されます。本格的な研究がスタートします。
- 研究活動が本格的になってきます。実験や調査、ディスカッションに忙しくなってきます。よい成果が出れば学会で発表する機会もあるでしょう。
- 研究をしていくとさらに学びたいことが出てきます。工学のどの分野でも授業をさらにとっていくことができます。場合によっては大学院の科目を先にとっておくことも可能です。
- 大学院のさらに高度な科目を選択します。幅広い関心を持ってチャレンジしましょう。
- 研究成果を国際会議で発表してもらいます。英語力、ディスカッション等のコミュニケーション力も試されます。
- 国内外の研究機関や企業等での研究インターンシップでこれまでに学んだ実力を発揮してもらいます。実践的な能力がさらに身につきます。