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2023年5月31日
1週間先の熱中症リスクを予測し、熱中症の発生を予防します!! ~保育所、幼稚園、小中学校、高等学校、特別支援学校に情報提供を開始!~
名古屋市消防局救急部救急課
名古屋工業大学
ポイント
保育所、幼稚園、小中学校、高等学校、特別支援学校に、園児・児童等の年代別及び生活環境に応じたピンポイントかつ直観的な熱中症リスク予測データを提供開始し、救急事故の予防を推進。
概要
名古屋市消防局と名古屋工業大学(小寺紗千子准教授、平田晃正教授)は、令和2年から、救急搬送ビッグデータと名古屋工業大学の予測技術との融合により、熱中症による救急搬送者の予測技術開発に関する共同研究を実施しています。
昨年9月、市内中学校で同時多発的に熱中症を疑う救急搬送者が複数発生した事例がありました。
そこで、救急隊の効果的な運用のために活用していた熱中症救急搬送者予測技術を熱中症の発生を未然に防ぐために応用し、市内の保育所、幼稚園、小中学校・高等学校・特別支援学校に対して、1週間先までの熱中症リスク予測データの提供を開始します。
このデータは、園児・児童等それぞれの年代別であるとともに、過去の救急搬送データから発生頻度の高い屋外での発症を対象とし、時期による暑さなれを考慮するなど、ピンポイントかつ直観的な熱中症リスク指標となっています。(このようなデータは名古屋工業大学の予測技術により算出可能なものであり、提供は初の試みになります。)
熱中症リスクが高まると予想される日には、暑さ指数(WBGT)と同様に、外遊びや体育的な活動、学校行事などについて中止や内容変更等の目安として活用していただき、救急車を要請しなくてはならないほどの熱中症に至ることを未然に防ぐことが期待されます。
※ 本取組みは、「中京大学スポーツ科学部 松本 孝朗 教授」に助言いただきながら行っています。
※予測データイメージ図
お問い合わせ先
名古屋市消防局救急部救急課
担当:市原・大島・清水
TEL:052-972-3552
E-mail:00kyukyukanri[at]fd.city.nagoya.lg.jp
名古屋工業大学大学院工学研究科工学専攻(電気・機械工学領域)
教授 平田晃正
TEL:052-735-7916
E-mail:ahirata[at]nitech.ac.jp